とりあえず作ってみたブログ

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一足先に聴いてみる

明日9月14日、山下達郎ニューアルバム「SONORITE(ソノリテ)」が発売されます。職場で達郎マニア(いやオタク?)の星崎さんから、サンプルを一枚分けていただいたので試聴しました。
 音楽的なことを語る知識は持ち合わせていないので、星崎さんのBLOGにある解説記事をリンクしておきます。ここは、頂いたお礼と報告を兼ねて、ちょっと視点をかえてレコーディングエンジニアについての感想を記しておきたいと思います。

 山下達郎の楽曲の多くは、吉田保氏の録音です。(歌手・吉田美奈子の実兄。)

 吉田氏の録音では、ボーカルに独特の透明感ある音づくりが特に秀逸です。グラスに注いだソーダの泡が消える様な感じとも言えましょう。耳障りな音になることなく、響きと透明感のある声に仕上げることは難しいのです。安易にさわると、母音やサ行の音が気になったりしますので。今回の作品は確かにリバーブ(エコーですな)が浅めです。過去の作品だともっと多くかかっています。これは最近の流行かと。
 あとは、ボーカルの音量感。通常、コンプレッサー(COMP)というエフェクターで音の強弱の範囲を圧縮しています。音の強弱の範囲を狭くすることで、音量感の向上をはかるのが主な使用目的。ただ、圧縮しすぎると、音がベッタリしてしまい、音の伸びる部分が無くリズム感が薄れてきます。不足した場合、低域がすっぽ抜けてしまい、響きのないぼんやりした音になりがちです。今回の作品も、微妙なポイントをうまくついていると思います。(あとはコンプレッサーは機種によって音がガラリと変わるので何を使うかも重要。)深い設定にも関わらず、ボーカルの躍動感はばっちり表現されています。(設定ポイントは勝手な想像だけど)

 それから、レコーディングエンジニアで、忘れては行けないのが、内沼映二氏。広いジャンルを手がける方で、山本譲二、石川さゆりと言った演歌からSPEEDのJ-POPまでいろいろな楽曲の録音をされています。レコードメーカーを飛び出して、フリーとなったレコーディングエンジニアの草分けでもあります。(少し前に還暦を迎えられた。)

050913_スタッフ欄

 誰が録音したかなんて、普通の人は気にしないで聴くと思いますが、こういう違いを楽しむのもたまには良いのかもしれません。ジャケットのスタッフの欄には必ずレコーディングエンジニアの名前が記されていますのでご覧あれ。
(写真は、「SONORITE(ソノリテ)」のスタッフ紹介部分)
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