今日はHAMネタ。
先月、不注意から
FT-1000MPの受信部を破損してしまいました。受信中に隣の無線機で送信したのが破壊の原因だっただけに如何とも言い難い。やっと実家へ帰ることができたので、アンテナ側から順番に回路を追跡してみました。
その1 LPFユニット内にある、サージプロテクタ。
アンテナに一番近い部品。サージプロテクタが壊れて受信しなくなったと推定したが、残念ながらハズレ。一旦除去してみたが、変化ナシ。少し変色していたんですけどねぇ。(部品番号はD6007
DSP-201M-S008)
その2 RFユニット内、回路追跡。
上記のLPFユニットから、RFユニットへ入ってます。外部受信アンテナ回路や、ATT回路は問題なしだからパス。続いて、送受切り替えのダイオードスイッチ回路を0.1uFのコンデンサでバイパスし直結にしてみたところ、再び受信できるようになりました。(このスイッチ回路は送信時にアンテナを受信用フィルター郡から切り離す部分と思われる。)
ということで、ダイオードスイッチ周りが怪しいので突っ込んでさわってみることに。
コンデンサでジャンプする箇所を変えていくと、D1033(
1SV271)の破損が確認できたので、手持ちのスイッチング用ダイオードで代替しみてました。
写真左が、代用品の
1S1588を仮付けして試しているところ。それなりにうまく動いている感じなので、1S1588を基板上に実装した様子が真ん中。そして写真右が、回路図上の変更箇所。
これでとりあえず、主たる故障個所の修理はできていると思われます。ただ、受信信号が通るところに代用品が入っているので回路的にこれでよいのか?疑問は残ります。(何となく通過損が多くなっているように感じますので)オリジナルの部品を入手し取り替えることにします。
毎度ですが、この手の修理・改造行為はすべて自己責任です。同じ作業をして失敗しても私は一切関知しませんのであしからず。それから、1SV271はチップ部品で取り扱いが面倒なので、リード部品で程良き代替品があるのなら是非教えていただきたいところです。
最後に、表題の写真での受信周波数に深い意図はございません。