昨日の続きです。一部のバンドで送受信不能となってしまった、FT-1000MP、大阪へ戻る前にちょっとだけ中を開けてみました。
VCOのあるLOCAL基板は、天板をはずして、向かって右側のスピーカーの下にありました。基本的には真上からネジを抜いていけばよいけど、1本だけ背面にもねじがあるので、そこだけ要注意。背面の1本さえ分かっていれば、分解は容易でした。(
RF基板のピンダイオード交換作業の分解より簡単)
ネットで拾った資料を見たら、TP4003にVCOの発振周波数制御電圧を見ることが出来ます。7,499.99kHzでどんな電圧がいるか?見たのが左の写真です。本来なら8.5V前後のはずなのだが・・・100kHz~7,499.99kHzまでは、周波数をどこにしても常に13.1Vを示し、周波数に応じて変化していません。7,500kHz以上は、ほぼ資料どおりな変化でした。
ダメ元で1st-IF用のLOCAL出力もオシロで見てみました。(ただ、オシロが60MHzまでなので、信号があるか無いか?を見る程度)問題の状態のときは、出力無し、それ以外では何か信号が見えています。
ということで、今回の故障はVCO1が動作していないのが原因と見て間違いはなさそうです。単にVCO1自身の故障なのか?VCO1が動かない状態に陥っているだけなのか?。この判別をするにはもう少し中を追いかけてみないと分かりません。
#次はいつ触れるのだろうか?
表題の写真は、LOCALユニットまでふたを開けた状態です。天板をはずし、スピーカーをはずす。そして、オートチューナーユニットをはずして、サブシャーシさらにはずす、これでLOCAL基板が見えます。