この件のその後です。
緊急事態ではないだろうなんて思っていましたが、実はかなり深刻で重篤な状態でした。受けた検査は、血液検査や心電図に始まり、負荷心電図、
心エコー検査、
冠動脈CT。心エコー検査まで、すべて正常範囲で異常は見られませんでした。そのため、心臓以外じゃないの?って話も出ましたが、最後に受けた冠動脈CTで冠動脈に狭窄が見つかりました。
CT検査の日は支払いだけ済ませて病院から帰宅したのですが、しばらくして担当医から直接電話がありました。画像を確認したら冠動脈に1カ所狭窄が見つかったから、急ぎ治療方針を話し合いたい・・と。
翌日、妻と共に病院へ出向き、状況を確認し、治療方針を決めました。現実には、提案通りの手立てしか選択肢の無い状態でした。説明の翌日、休日にもかかわらず、急ぎ入院したのでした。
1日目・・入院。
2日目・・心臓カテーテル検査の上、狭窄箇所の治療(
PCI)
3日目・・経過観察。穿刺箇所の傷を確認。
4日目・・無事退院(^^)
このような経緯で、入院4日で帰還できました。カテーテル治療では、いろいろありましたが、子細は省略しておきます。事前説明でも言われましたが、CT検査だと心臓の動脈は完全には把握できない、というのを身を持って体験していしまいました。(対処した狭窄箇所が2だったのです)
一般的な心臓の検査では全く異常が出ない、特異な状態に陥ったため、見落とした可能性が高かったと思います。違和感も、激痛ではなく十分我慢できるものでした。いやな予感が頭をよぎったので、それを払しょくするために粘って調べてもらったのですが、結果的にはそれで大正解でした。担当医によれば、放置すると、そのうちに急性心筋梗塞で倒れて救急搬送される、その後はどうなるか?わからないって話でした。
以下は、自分用の備忘録です。
〇局所麻酔のためカテーテルが心臓に来ると何とも言えない感触がある。
(高齢になると、そういう感触が出ないらしい。若いからそうなるって)
〇治療後、一気に詰まったものが抜けたような感覚がある。
(担当医からも、この感想を持つ患者が多いと聞きます)
〇ステント挿入後、2日ぐらい胸に何か挟まっている感触があった。
(自然に消える。高齢で施術を受けるとこの感覚はないらしい)
〇自覚症状は、胸やけっぽいものやつかまれる感じの違和感。激痛ではなかった。
〇安静時に発生することが比較的多かった。
〇毎日夜の一定時間、CT検査の数日前から早朝や昼間でも発生。
〇上記の直近症状以外では、以下が前駆症状だったかもしれない。
・目覚めや寝つきが悪い日が増えた。
・疲れやすい感じ。歩く速度がちょっと低下。
・気力が出ない日があった。
→血の巡りが悪いタイミングと合致することで遭遇したと推測。
早期に対処できたので後遺症はありませんが、今まで以上に健康管理に注意を払う必要が出てきました。この状況とうまく付き合っていくことにします。何はともあれ、大事に至らずに済んだのは周囲の皆様のおかげ、本当にありがたかったです。