YAHAアンプ、つくってみました
週末に時間が出来たので、頂いた真空管を使ってYAHAアンプをつくってみました。送り主さんがつくられた回路と、オリジナルのYAHAを見比べながら手持ちパーツのみで構成してみました。(定数変更についてはこのページを参考にしました。)
在庫部品のみでつくったので、2連の100kΩVRがありません。普通の10kΩVRに変更してL・R独立させました。(プロ用パワーアンプのボリュームはチャンネルごとに独立しているからいいことにする。)
さらに、出力のカップリングが普通の電解コンデンサの470uF、入力のカップリングは積層セラミックになってしまいました。入力のカップリングはフィルムかマイラあたりが妥当なんでしょうけど。この2箇所は着せ替え、もとい取り替えて遊べるようにしておきます。
#結局、ケースも含めて全部手持ちで出来てしまった。
オペアンプはいくつか手持ちがあったので、取っ替え引っ替え遊んでみました。手持ち4種類で一番良かったのがuPC4570。自分の備忘録がてら、残りのデバイスを箇条書きで。
・NJM5532DD
オーディオの定番ということで、真っ先に使ってみたが、ウチのセットではイマイチ、歪み感が多め。少しでも音量を欲張るとダメでした。
・NE5532
→NE5532と思ってさしたICはNE612でした。後日出直します。(2011.3.27 11:54追記)
・NJM4558
民生用のオーディオだとよく見かけるはず。スペック的には期待しなかったけど、NJM5532と違って歪み感がかなり少なかった。でも高域の延びがないので詰まった感じ。
想像ですが、出力のドライブ能力が大きいデバイスのが歪みやすいのかもしれません。FETベースのTL072でも試してみたいところです。
真空管と言えばもっと高い電圧で動かすのが普通なだけに、+12Vだけでそれなりに動くのが面白い。音量も思った以上に取れます。静特性も気になりますのでチャンスが有れば測ってみます。
表題の写真は、左が通電し始めた頃の写真。真ん中が、蓋を開けてオペアンプを入れ替えて遊んでいるとき。右は手持ちのオペアンプとIC抜き工具。使用した12AU7、電電公社のマーク付きです。