とりあえず作ってみたブログ

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リナザウとFOMAでダイヤルアップを

少し前から、リナザウと携帯電話のFOMAをつないで、ダイヤルアップが出来ないか?試してました。まずは、毎度のネタ元から。(追試と言うことでご勘弁を。先人達の知恵へ感謝です。)

Linuxザウルス開発メモ/USBホスト機能によるFOMA端末接続
京ぽんをSL-ZAURUSのUSBホスト機能でケーブル接続

 この2カ所です。なかなか濃い内容です。以下が試してみた手順とつぼにはまったところの覚え書きです。第一歩として、今回は64kBps同期通信の設定。もちろん以下の作業はroot権限。

1:ドライバの入手。(上のLINUXザウルス開発メモの所にあります)
2:ドライバを適当に展開。展開したらacm-FOMA.oが出てきます。展開後所定の位置へ移動します。

>cp acm-FOMA.o /lib/modules/2.4.20/kernel/drivers/usb

3:今度はドライバを起動。

>depmod -a
>modprobe acm-FOMA


これでイイらしい。確認はlsmodで。

070121_認識画面

 システム情報のデバイスを見るとこんな感じで認識してくれました。

4:デバイスノードを作る。

>mknod /dev/ttyACM0 c 166 0

キャラクタ型、デバイス番号166と言うことらしい。デバイスノード設定は再起動したら忘れるので要注意。これでハード周りの設定は終わり、つづいてダイヤルアップの設定です。

5:ネットワークの設定タブから、新規ダイヤルアップ接続を作る。
 この時のミソが、赤外線接続であること。DNSもきちんと設定する。(ipはもちろん自動取得だけど)

6:設定できたら設定後生成したファイルに細工をする。

/etc/ppp/peers にIRDA**********(*は数字)ファイルがあるので、2行目をこのように変更。

115200 → /dev/ttyACM0 115200

 実は、このファイルが最初のうちは見えませんでした。/etc/ppp/peersディレクトリのアクセス権を書き換えて対応。

以上で設定完了。あとは地球のアイコンから必要なときにダイヤルアップするだけ。実際に64k同期接続でネットを見てみました。

070121_ダイヤルアップで見る

 まぁ、こんな感じ。さて一つだけ問題ありです。ダイヤルアップを一度切断した後、再接続するときは、USBケーブルを電話から一度抜いて再接続しないとうまく来ません。これを忘れたら、2回目以降の接続は出来ません。この携帯電話も中身はLinuxらしいです。その辺の相性だとか?

 つぎは、384kのパケット接続も試してみます。
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