とりあえず作ってみたブログ

<< April 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

リモートシャック構成図(ver11)

 こちらの続き、その2です。3月30日の午後に、もう一息手を加えて、HOST-PCとTS-590の接続を変更してver11の構成となりました。かねてからの宿題だったPTTをつなぎました。リモート側には仮でマイクをセットしてみました。これで、本格的にPhoneも運用できるはずです。

240406_ver11

 このようにすると、HOST側はサーバアプリだけになるので軽量化できます。伝送容量は1.5Mbps弱です。リモートデスクトップを使用してVBANを起動した場合、リモートデスクトップのセッションを切るとVBANの音声伝送も切断されます。リモートデスクトップは使わなくても、接続を解除できません。(タスクバーに置いておくだけで良い)

#RDPの起動、停止でOSがサウンドデバイスを触るからだと思われます。

 リモート側でzlog起動が可能となるポイントは、リグへ電文送信コマンドを投げてCWキーイングを行う点です。リグ制御がすべてcomポートからの電文になり、キーイングのようなシビアな動きがありませんから、VSPEでネット伝送可能となります。さらに、ZLOGが手元に来るので、ブラックアウトのリスクが回避できます。ただ、TS-590リグコントロールコマンドがオマケ程度の実装みたいで、一度送った電文は、あとからの修正ができず、キャンセルしかありません。コールサイン送信中にミスタイプに気づき修正したくても修正不可という事になります。(キャンセルしてやり直すしかない)

#zlog令和の改修、ありがとうございました>JR8PPG

 Phone対策で、リグへの音声入力を背面ACCから正面のMICコネクタへ変えました。背面のACCではDATAモードにしないと変調がかからないためです。MICから入れたほうが使いやすそうです。同時に、PTTもつなぎました。リモート側ですが、NOTE-PCなどの内蔵マイクではイマイチ、マイクも相応の物にしないとダメっぽいです。

 この構成では、CWのオペレーションに制限がでてくるので、実戦で使うとイマイチだったという結論になりそうな予感がします。折角構築したので、何かで試してみます。

#ハード構成はver11、ソフト構成はver10で着地かもしれません。
comments (0) | trackbacks (0)

リモートシャック構成図(ver10)

 先日の帰省時に、セットアップをリアルに触れるので、あれこれ変えました。前回以来、大きく変えたので、セットアップ図は2枚になってしまいました。今回は、1枚目のver10。

 ver10は2月半ば~3月30日昼下がりぐらいまでのセットアップ状態です。

240406_ver10

 ハード面はそのままで、SDRをホスト側で起動。当初はvoipの設定が不完全だったので、スペアナでバンド内を見るだけでした。ただ、SDRの画像伝送をガッツリ行うと、RDPの帯域が10Mbpsに膨らんでしまい、トータルでは12Mbpsぐらいにまで跳ね上がることがありました。回線能力的には持ちこたえるようですが、ブラックアウトのリスクが増えるのであまりよくない感じです。

 Ver10のポイントは、RDPの帯域削減とSDRの音声処理が課題で、3月30日の帰省時にその点の解決を進めています。

 SDRの音声伝送用に、HOST側でオンボードサウンドのLINE OUTとINをジャンパーしています。SDRの受信音を一旦、オンボードのLINE-OUTへ出し、LINE-INで取り込み、VBANの入力へ回しています。VBANの仮想デバイスへ取り込むのもありですが、音飛びとあり、あまりよくなかったので、このような対策をとっています。

 VBANでは、BUS-B側をリモート先へ伝送する音声用のバスにします。LchにTS-590の音声、RchにSDRの音声を割り当てています。共に16kHzサンプリングのPCM伝送です。シャック側で、必要なチャンネルの音声を聴くようにします。

#VBANのBUS-Aはリアルのデバイス有、BUS-Bはデバイス無し。と異なる。

 この状態は、一つの完成形かもしれません。RDPの伝送容量削減を行ったことで、全体で5Mbps強にまで削減できました。今のところ、この形で安定して動いています。
comments (0) | trackbacks (0)
1/1