とりあえず作ってみたブログ

<< June 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

USBチューナーを使ってSDR

150609_キャプチャ 150609_usbチューナー

 ちょっと旬は過ぎつつあるかもしれませんが、USBのワンセグチューナーを流用したSDR(ソフトウェア受信機)を、先週末あたりからつついています。手始めはチと高いなぁ~と思いながらも、安全性をとって、密林からSDR用にカスタマイズしたUSBチューナーをポチってしまいました。ポチったのはちょっと高いけど、通常の受信以外に、ダイレクトサンプリングという仕様でも受信できるようにハード工作済みです。

#この改造、かなり細かいので、いきなりトライする自信がないこともある。

とりあえず、主たる情報はこちらを参考にいたしました。

 さて、以下は自分用の備忘録。

○導入まで

・試したのは、定番のHDSDRSDR#
RTL2832チップが乗っているUSBチューナーならいいらしい。
 (とはいえ、箱を見てもわからないので、先人の知恵に頼るしかないかも)
・とりあえず、Win8.1のノートで試してみたが、HDSDRは不安定だった。
・HDSDRにて低い周波数を指定すると、なぜかこける(T_T)
・SDR#ならうまくいったので、以降すべてSDR#で。

○SDR#導入

・SDR#のサイトからダウンロード
・ダウンロードしてもインストーラーだけで、本体は起動したインストーラーがFTPで取得する。
・チューナーのドライバは、純正品は一切不要。別途、ドライバはZADIGを使用する。
・zadigにて、ドライバを送り込まないと動かない。

 SDR#のセットアップは、こちらの記事を参照しました。ドライバの差し替え(ZADIG)については、こちらの記事を参照しました。

#ZADIGによるドライバを差し替えはHDSDRとSDR#で共通。

○使ってみた

・広範囲にスペクトラムが見えるから面白い。
・HFのアマチュアバンドなら、バンド全体を一目で見ることができます。
・ちょっと音が良くないのは致し方ないのか・・?
・ダイレクトサンプリングではFM放送の飛込みがひどい。出力10kWのFM放送の送信所まで10km以内と至近距離だからでしょう。
・手持ちパーツで30MHz程度のLPFを試作したが、π型1段では効果が少ない(T_T)
・2SK125の2パラプリアンプを試作した。組んだままの状態だけど、それなりに効果あるみたい。
・ダイレクトサンプリングは構造上感度が低いので、アンテナがしょぼいと聞こえない。

○次の展開

・LPFは段数を3段ぐらいに増やす。
・LPFとプリアンプをちゃんとケースに入れる。
 (現状は基板むき出しなので)
・MWやHFはダイレクトサンプリングより、アップコンバーターのほうがいいかも?

 しばらくこれで遊べそうです。

 表題の写真は、左がSDR#で中波帯を見ているところ。FM放送のイメージが一番強く受信されています。1,300kHzと1,700kHzのあたりにある大きな火柱がFM放送のイメージ。右側が、購入したUSBチューナー。アンテナコネクタは、MCX-P。通常受信用とダイレクトサンプリング用の2つのアンテナコネクタが付いています。
comments (0) | trackbacks (0)
1/1