とりあえず作ってみたブログ

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預かり物の動作テスト

今日はHAMネタ。金・土と実家にいました。

100626_3-500Z動作中

 HL-2K。この東京ハイパワーのリニアアンプは学生時代のクラブ局の預かり物です。10年強の間、諸事情から私の実家の押入で保管してました。時々押入から引っぱり出し、ダミー負荷で運転して置き潰しとならないよう気を使ってはみましたが、使わない機器を動態保存するのは違った難しさがあるような・・・(重さが30kgを越える物なので押入への出し入れが大変だったりする)

 内部清掃の後、3年ぶりに通電しました。ダミー負荷にて1kW前後の出力を確認しましたが、ややプレート電流が多め。能率が40%強にまで低下しているので、出力パワーの割にプレートに800mA前後と高めの値。(グリッド電流は200mA~250mAのため問題ないと思われる)

 14MHzでのテスト中、一発閃光が飛んだ後、出力が出なくなりました。あわてて電源を切り、高圧のチャージを抜いてから再度分解する羽目になりました。

100626_外れたスイッチ 100626_ハンダ処理前

 破損の原因は、バンドスイッチのタップが外れてました。熱でハンダが溶けて脱落。そういえば学生時代の時にも同じ目にあったような気がしなくもないが・・・
 左の通り、見事にハンダが溶けてタップが脱落。右は再びタップを戻しているところ。今度はハンダが溶けても脱落しないよう、スズメッキ線で1カ所止めてからハンダ付けすることにしたのでした。

 他にはプレートVCのダイヤルが空回りする事がありました。はじめは、回した感触とチューニングの動きがかみ合わないので悩み気味でしたが。バリコンが動かないことがあることに気が付けば後は簡単、シャフトのネジを締め直すだけ。

 最後にソケット周りの写真。

100626_ソケット周り

 判りにくいかもしれないけど、グリッドの接地はCとRFC経由。これは、TL-922のグリッド周りとほぼ同じです。しかし、添付されている回路図では、CもRFCもなく、直接シャーシアース。どうして食い違っているのやら・・・CとRFCは取り外して直接シャーシへ落とした方がイイのですが。

 さて、表題の写真は、試運転中の3-500Z。アンプがどのような状態になっているのかは?伏せておきます。

 最後に、引取先が決まりました。引き渡し時期は未定ですが、なんとか次の方へバトンタッチできそうです。
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