とりあえず作ってみたブログ

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CMFを2台試作

 CMFを2式、試作してみました。

 その1。FDKのコアで、W1JR巻きにて16ターン。

201107_1.jpg 201107_3.png

 左が、試作品の中身で、右がざっくり見た特性。3.5MHzで35dBぐらいの減衰。7MHzで40dB強。ただ、20MHzを超えたら一気に悪化し、30dB程度になってしまいます。

 その2.FT-140#43へ普通に11ターン。

201107_2.jpg 201107_4.png

 左が試作品で、右が特性。3.5MHzでは、30dBには少し及ばない。7MHzは30dBちょっと。14~28MHzはコンスタントに35dB前後になっています。50MHzでも30dB確保できています。

 こんな感じで、以前の物より格段に良いとは思いますが・・全体の傾向はこんな感じでしょうか。

・普通にまいてもW1JR巻きでもVNAでみたら大差はない感じ。
・巻き数を増やしてL分を稼ぐと、ハイバンドは悪化しやすい
・ハイバンドを意識して巻き数を減らすと、ローバンドが弱くなる。

 この傾向は、こちらの方の記事とも一致します。やはり、万能に使うならローバンド用とハイバンド用、それぞれに合わせて2つのCMFを乗せるしかないようです。
 運用に合わせて使うなら、その1は実家の7MHz+WARCのRDP用(24MHzはめったに運用しないし・・)。その2は自宅の釣竿アンテナ用によさそうです。

 最後に、90年代に自作したもののデータです。実家に3個あるのがこのタイプ。

201107_他の物

 FT-114#43へ8ターンとFT-114#61へ3ターン。2個を直列につないだもの。ローバンドはイマイチですが、ハイバンドから50MHzまでは安定して25dB前後の減衰が確保できています。ガッツリと効く、というわけではないけど、それなりに効果があったと思われます。

 ただし、100WでもコンテストでそこそこRUNすると、FT-114#43の部分が過熱するため、10年ちょっと前にFT-114#43のところをFT-140#43の8ターンへ変更しています。となれば、また特性は異なってきますが…このバージョンもどこかで特性を確認したいところです。
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