とりあえず作ってみたブログ

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正規部品を取り付ける

 今日はHAMネタ。応急処置のままになっていたFT-1000MP、やっと調達した正規パーツへ交換することができました。

 まず分解から。

101029_分解中

 RFユニットは内部に埋まっているので、取り出すのがちょっとだけじゃまくさい。といっても慣れてしまったので数分あればここまで分解できます。

101029_仮設状態 101029_正規部品取り付け

 左が仮の1S1588を取り付けた状態。どの場所か分かるよう赤丸をつけてみたり。右が正規部品である1SV271を取り付け直した状態。基板を取り出して作業しているから、取り付けはそんなに難しくなく、あっさり完了。あまり綺麗ではないが、恥を忍んで右側に交換後の様子を張り付けてみます。

101029_モニター中

 組み立てて動作確認中の画。適当に受信しながら、送信も確認。あと2波受信できるので、サブ側の動作も確認を。毎度のごとく、表示している周波数に特段意味はございません。

 これで、修理は完了です。後日、受信感度を調べて代替状態との比較もしてみます。(代替状態の調査はこちら
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交換前に測定を試してみた

今日もHAMネタ。

101008_測定中

 応急処置をしたFT-1000MP、正規のパーツを実装する前に、受信感度の測定を試してみました。
 測定回路はこんな感じ。

SG(IC-731Sで代用) → ATT → 被測定物

 SGが10W機とはいえそのままATTにつなぐとパワーが大きすぎるので、トランスバーター用出力を信号源にします。あとはひたすらATTで信号を小さくするだけ。カタログスペックでいう受信感度は、S/Nが10dB確保できる入力レベルらしい。そこで、ヘッドホン端子を終端し、オシロで波形を見ながらS/Nが10dBぐらいになるポイントを探っています。

 FT-1000MPとIC-7400、この2台を対象に測定してみました。結果の一部を公開してみます。値は使用したATT値、左から順にS/N10dBのポイント、S1、S5、S9、S9+20dB。ATTが0dBの時の電圧をオシロでとらえているために、ATT無しの電圧値も書いておきます。(参考程度に)

まず、7020kHzから。0dB=190mVpp(電圧測定値、多分信用できる)
1000MP 101 84 73 53 33
7400  105 82 72 61 35

次に、14,050kHz。0dB=310mVpp(電圧測定値、多分これも大丈夫)
1000MP 105 88 82 64 43
7400  105 85 75 63 35

次は、28,050kHz。0dB=200mVpp(電圧測定値、オシロのスペック上参考値)
1000MP 106 91 84 67 45
7400  108 85 75 63 37

念のため、それぞれの受信機設定です。
FT-1000MP RX=FLAT IPO/ATT/EDSP=OFF AGC=FAST IF=500Hz(8.215および455)
IC-7400 PRE/ATT/NR=OFF AGC=FAST IF=500Hz
#どちらも、素の状態です。

 信号源がSSGではなく代用品なので使用周波数によりレベル差あり。測定回路もジョイントだらけのバラック構成のため、誤差や回り込みは避けられない。しかも、絶対値が読めない。ってことで、相対的な比較で想像するしかなさそうです。

 結論としては、受信感度で大きな差異がないため代用回路でも問題はないと思われます。気になる相互変調特性ですが、測定する手段がありませんので、実戦の結果からおそらく問題ないだろうと、想像するしかなさそうです。

 バラック構成なので、うまくできるまで何回か失敗しています。その辺を忘れないためにメモっておくと。
・ケーブルは最短。(至極当たり前だが。)
・S/N 10dB近傍を見るときはアースループや飛び込みに注意。
・コモンモード系の信号を拾うことあり、手で同軸を握ればわかる。

 ここまではできたが、夕刻に大阪へ戻ったため残念ながら時間切れ。ということで、調達したPINダイオード交換までできませんでした。次のチャンスを探すことにします。
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資材調達完了

101003_1sv271

 応急処置のままになっているFT-1000MPを元に戻すべく、オリジナルのpinダイオード(1SV271)を探しておりました。
 ネットをさまよった結果、国内の通販屋さんが部品単価と送料、両面でお得でした。(お店はこちら)必要なのは1ヶ。折角なので予備品を買っておくとしてもせいぜい10個も有れば用は足ります。しかしこれでは、荷造り送料に450円かかるから、部品代より送料のが高くなってしまう。ってことで、思い切って100ヶと、大人買いました。

#これでも2,000円で十分お釣りが来ました(笑)

 これで取り替えるだけなんですが、折角なので1S1588の代用バージョンと正規の状態で受信感度がどれぐらい違うのか調べてみることにしたいと思います。
 表題の写真が届いたときの様子。チップ部品だから100個買ってもこの程度で済みます。
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電波利用料を

100928_通知書

 半分忘れかけていたが、来週早々に納付期限が来るので、電波利用料300円をネットバンクで納付。300円だと回収経費を考えると、どうなんでしょう?。払うたびに疑問ではあります。

#元々500円だったのが300円へ値下げになっているが。
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さっそくXPOコンテストで実戦テスト

100920_xpo_test

 早速、昨日応急措置を施したFT-1000MPXPOコンテストで実戦投入。PINダイオード(1SV271)が壊れたので、汎用のスイッチングダイオード(1S1588)で応急措置した受信部がどこまで使えるのか?コンテストのエントリーは7MHz電信部門、空き時間に他のバンドを受信し試してみることにしました。では、昨日の修理直後に14MHzで10局ほど北欧(大半がフィンランドだったが)とも交信していたので、そのときの状況もふまえて備忘録。

・総合的には普通に使えると思われる。コンテストでは300局を越えた。
・気持ちだけ騒がしい受信機になったような?(単に今日がノイジーなコンディションだっただけ?)
・14MHzではほとんど気にならないが、28MHzでは受信感度が鈍くなったような気がする。(気がするだけで客観的な根拠無し)
・先人の実験ページ(こちら)を見ると以下2点がめちゃくちゃ気になってきた。
 →相互変調歪(IMD)が悪い。3次では-20dBにも届かないケースも?
 →アイソレーションにムラが出来る。

 とまぁ、総合的にはそれなりに使えるような気がします。ただ、アイソレーションが悪いのなら、送信時のアンテナ切り離しが不十分になりかねず、長期間の試用はさらなる故障の原因になるかも?ということで、1SV271あるいは相当品の調達を考えることにします。

 表題の写真は、昼下がりの様子。コンテストのハイライトなどは改めて。
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とりあえず動くようになった

今日はHAMネタ。

100919_FT-1000MP

 先月、不注意からFT-1000MPの受信部を破損してしまいました。受信中に隣の無線機で送信したのが破壊の原因だっただけに如何とも言い難い。やっと実家へ帰ることができたので、アンテナ側から順番に回路を追跡してみました。

その1 LPFユニット内にある、サージプロテクタ。

 アンテナに一番近い部品。サージプロテクタが壊れて受信しなくなったと推定したが、残念ながらハズレ。一旦除去してみたが、変化ナシ。少し変色していたんですけどねぇ。(部品番号はD6007 DSP-201M-S008)

その2 RFユニット内、回路追跡。

 上記のLPFユニットから、RFユニットへ入ってます。外部受信アンテナ回路や、ATT回路は問題なしだからパス。続いて、送受切り替えのダイオードスイッチ回路を0.1uFのコンデンサでバイパスし直結にしてみたところ、再び受信できるようになりました。(このスイッチ回路は送信時にアンテナを受信用フィルター郡から切り離す部分と思われる。)

 ということで、ダイオードスイッチ周りが怪しいので突っ込んでさわってみることに。

100919_動作テスト中 100919_仮の部品取り付け 100919_該当部回路図

 コンデンサでジャンプする箇所を変えていくと、D1033(1SV271)の破損が確認できたので、手持ちのスイッチング用ダイオードで代替しみてました。
 写真左が、代用品の1S1588を仮付けして試しているところ。それなりにうまく動いている感じなので、1S1588を基板上に実装した様子が真ん中。そして写真右が、回路図上の変更箇所。

 これでとりあえず、主たる故障個所の修理はできていると思われます。ただ、受信信号が通るところに代用品が入っているので回路的にこれでよいのか?疑問は残ります。(何となく通過損が多くなっているように感じますので)オリジナルの部品を入手し取り替えることにします。

 毎度ですが、この手の修理・改造行為はすべて自己責任です。同じ作業をして失敗しても私は一切関知しませんのであしからず。それから、1SV271はチップ部品で取り扱いが面倒なので、リード部品で程良き代替品があるのなら是非教えていただきたいところです。

最後に、表題の写真での受信周波数に深い意図はございません。
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返却前にもう一度通電してみた

今日もHAMネタ。

100820_ts-830_1

 長年預かっていたTS-830を明日、持ち主へ返却することになりました。表題の写真はまずダミーでパワー確認作業。とりあえずメーターは90Wふってます。(音は聞いていないのでどうなっているのやら。)

#受信は大丈夫でした。

100820_ts-830_2 100820_ts-830_3

 左が終段管の部分。真空管機なのでこの表現がぴったりかも。右が本体上面の内部。ICの刻印を見たところ大半が1980年製造の物と思われます。ということでほぼ30年物ですが、私の前に保管されていたN先輩がメンテナンスをされたこともあり綺麗です。(5年前に私のところへ来ました)ちなみに、455kHzのナローフィルターがオリジナルではなくどこかで入手された互換品となっています。

100820_ts-830_4 100820_ts-830_5

 続いて背面と底側の内部。こちらも綺麗です。背面にある外部SPジャックが接触不良を起こしたので、少し前に相当品に交換済み。
 そして、最後に返却に際しての申し送り事項です。

100820_ts-830_6

 カウンターユニットのコネクタに接触不良を起こすところがあります。ドライバーで指している長いコネクタがその部分。ディスプレイ表示が消えて送受不能になれば、こちらのコネクタが接触不良を起こしているようです。

 過去に、送受信不能となったことがありました。カウンター基板を押さえたりすると直ることから、基板のハンダが劣化していると思われます。両面基板のためスルーホールも含めてすべてのハンダ処理をやり直して改善しました。残念ながらこのコネクタだけは直り切らず、時々不良になります。取り替えるほうがよいのかもしれません。
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再免許作業完了

今日もHAMネタ。

100813_局免

 先月電子申請していた再免許申請、無事に免許状が届き完了しました。記念撮影して掲載してみましたが、個人情報や免許情報など公開できない部分を黒塗りにすると何とも言えない画になってしまいました。

#内容的には特段目を引くような項目はないと思われます。

 参考までに経過日程をまとめておきます。

7/19 電子申請
8/2  電子納付通知あり即日納付、返信用封筒発送
8/13 免許状受領

 こんな感じでした。
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さくっと完成

今日もHAMネタ。

100804_外見 100804_中身

 この前基板まで出来たOIkey-F88のデッドコピー、ケース加工と実装が終わり完成しました。バラックで動作確認をした後、自分の使い方にあわせて以下の部分を手直し。(回路図はこちら

・キーイング出力はモニター用ブザーとパラにする。
・モニター用ブザーにON/OFFスイッチを追加。(基板上に)
・ランダム発生の機能は不要なのでスイッチと配線を削除。
・キーイング出力は2パラ。(これで、PCと同時につなぐことが出来る)

 ケースはタカチのYM-100。基板をみるともっと小さいケースでの収容できそうだけど、スイッチ類が取り付けにくくなるので、このサイズにしてみた。スイッチの並びが少し微妙なのはご愛敬、突っ込まないように。

#これでもキットや雑誌おまけなどで出回っている基板の半分以下の大きさで仕上がっているはず。
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電子申請その後

今日もHAMネタ。

100803_納付画面

 先日IDを取得し、早速再免許申請を行いました。審査が完了し、手数料の納付通知が来たので早速払い込み。同時に免許状返送用の封筒も送りました。

 さて、再免許申請の受付期限3週間前になってあわてて電子申請したのでちょっとだけ焦りました。と言うのも、2週間審査中から状況は変わらず。気になったので、先週末近総通へ問い合わせの電話をしてしまったのでした。そのときの話しを総合すると。

・電子申請で審査中のステータスは書類受理と見なされるようだ。
・電子申請でも書類申請でも、審査は係官の人力なので時間が必要。現在。やや混雑気味だそうで。

 時間に余裕がない状態で申請するからこうなるんでしょうけど・・・次の再免許は時間に余裕をつくっておかないと行けませんね。
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