とりあえず作ってみたブログ

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交換前に測定を試してみた

今日もHAMネタ。

101008_測定中

 応急処置をしたFT-1000MP、正規のパーツを実装する前に、受信感度の測定を試してみました。
 測定回路はこんな感じ。

SG(IC-731Sで代用) → ATT → 被測定物

 SGが10W機とはいえそのままATTにつなぐとパワーが大きすぎるので、トランスバーター用出力を信号源にします。あとはひたすらATTで信号を小さくするだけ。カタログスペックでいう受信感度は、S/Nが10dB確保できる入力レベルらしい。そこで、ヘッドホン端子を終端し、オシロで波形を見ながらS/Nが10dBぐらいになるポイントを探っています。

 FT-1000MPとIC-7400、この2台を対象に測定してみました。結果の一部を公開してみます。値は使用したATT値、左から順にS/N10dBのポイント、S1、S5、S9、S9+20dB。ATTが0dBの時の電圧をオシロでとらえているために、ATT無しの電圧値も書いておきます。(参考程度に)

まず、7020kHzから。0dB=190mVpp(電圧測定値、多分信用できる)
1000MP 101 84 73 53 33
7400  105 82 72 61 35

次に、14,050kHz。0dB=310mVpp(電圧測定値、多分これも大丈夫)
1000MP 105 88 82 64 43
7400  105 85 75 63 35

次は、28,050kHz。0dB=200mVpp(電圧測定値、オシロのスペック上参考値)
1000MP 106 91 84 67 45
7400  108 85 75 63 37

念のため、それぞれの受信機設定です。
FT-1000MP RX=FLAT IPO/ATT/EDSP=OFF AGC=FAST IF=500Hz(8.215および455)
IC-7400 PRE/ATT/NR=OFF AGC=FAST IF=500Hz
#どちらも、素の状態です。

 信号源がSSGではなく代用品なので使用周波数によりレベル差あり。測定回路もジョイントだらけのバラック構成のため、誤差や回り込みは避けられない。しかも、絶対値が読めない。ってことで、相対的な比較で想像するしかなさそうです。

 結論としては、受信感度で大きな差異がないため代用回路でも問題はないと思われます。気になる相互変調特性ですが、測定する手段がありませんので、実戦の結果からおそらく問題ないだろうと、想像するしかなさそうです。

 バラック構成なので、うまくできるまで何回か失敗しています。その辺を忘れないためにメモっておくと。
・ケーブルは最短。(至極当たり前だが。)
・S/N 10dB近傍を見るときはアースループや飛び込みに注意。
・コモンモード系の信号を拾うことあり、手で同軸を握ればわかる。

 ここまではできたが、夕刻に大阪へ戻ったため残念ながら時間切れ。ということで、調達したPINダイオード交換までできませんでした。次のチャンスを探すことにします。
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