とりあえず作ってみたブログ

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想定外の故障

今朝、mailやBlogをチェックしようとしたけど、ネットにつながりません。
自宅のLAN内でPINGが通ったり通らなかったり、何度か試している内に、HUBが壊れかけていることに気がついた次第。そんなんで、原因が分かるまでに、ちょっと時間がかかってしまいました。(ルーター向きへのPINGは常にダメだったが、ネットワークプリンタへのPINGは一見正常。何度か連発するとダメになる。これでやっと分かった)

壊れかけているHUBはコレガ製のFSW-8A

060123_FSW-8A

こんな感じの製品。購入してまだ丸2年にならない新しいものです。本体を触ると、妙に熱く中から焦げるような臭い。これで、不調の原因はこのHUBだと確信し、分解してみた。(同時に余っているHUBを代わりに入れたら復活した。)

底にあるねじを5本抜いて、フロントパネルのシールをはがすと簡単に分解できます。ケースが変色し、場所によっては変形しつつあるほど温度が上がったようです。

060123_作業前

これが加熱していた部分(スイッチング電源基板)。このサイズで、3.3V 1.5Aの電源らしい。よく見ると右端の電解コンデンサ2本(6.3V 1000uF)が膨らんでいる。どうやら爆発寸前で発覚したみたい。(爆発してからではややこしいぞ)完全に壊れたわけではないから、部品を取り替えれば直りそうな気がしてきました。ってことで、日本橋へ行き、デジットで交換部品を調達。(総額200円ほど。往復の電車代のが高い。)

060123_修理後

これが、部品交換作業中。片面基板なので、作業はめちゃ楽。数分で交換完了です。念のためテスターで電圧を確認してから、組立なおして動作確認。特に不具合もなく、元に戻った感じ。

 動作確認後、どんな電源波形をしているのか?興味本位で覗いてみた。(動作状態で測定)

060123_観測波形

 なんだこれ?リップルが多い。
x10プローブなので、観測値は80mVpp。周波数は800kHzぐらい。何か違う成分を取り込んでしまったのか?リップルが多い波形なのか?それともこの程度はまだ許容範囲なのか?う~ん、判断が付かず。

それにしても、2年もしないうちに壊れかけるとは想定外。外れロットを引いたようです。このメーカー、今の製品を見ると、日本製のコンデンサーを使い信頼性を向上しました。という表示が。想像ですが、今回のケースのようなコンデンサー不良による故障が多発したんでしょう。(早く壊れてくれたら、保障だったのに)

 最後になりましたが、毎度のお約束です。この手の修理行為はすべて自己責任でどうぞ。
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FMV-475NU/Sの修理

正月早々なにするねん!って感じですが、実家で捨てるに捨てられず後生大事においてあるめちゃ古い富士通のノートパソコンを修理しました。

060103_FMV475NU/S

CPUは懐かしの、486DX4-75。メモリーは標準で8MB。(一応拡張して24MB実装。)ハードディスクは、350MB。製造が1995年夏となっています。つまり、Windows95が発売される前の製品です。ってことで古さはばっちり折り紙付き

 故障内容は、カレンダー・BIOSの設定値が保持できない

平たくいえば、マシンの状態が覚えられない、記憶喪失であります。立ち上げると、カレンダーやCMOSの設定内容が消えている、という警告がでます。電源を入れるたびにカレンダーとCMOSの設定を行えば使えますが、そんな面倒なことはできません。故障原因も単純で、バックアップ電池が切れているだけですから、この際直してみることに。

 まず、解体です。手順は簡単に書くと。

1.バッテリー、ハードディスクの取り外し
2.裏面・背面のねじ5本をはずす。(隠れているのが3本)
3.ポインティングデバイスあたりから、上蓋をゆっくりはずす。
4.キーボードの取り外し。(ねじ2本とる)
5.液晶パネルの取り外し。(ねじ4本とる)←少し難しいかも
6.中のシールド板とポインティングデバイスの取り外し。
7.これで終わり。マザーボードが見えます。

 マザーボードをみたらすぐに電池は見えます。テスターで電圧をみたら見事に0V。天寿を全うしたようです。

060103_バックアップ電池 060103_電池交換後

 左が交換前。右が交換後。タブ付きがなかったので市販の3Vリチウム電池にリード線を半田付け。(コンビニで買った電池ですから)んで、ビニールテープでぐるぐる巻き。(汚いですなぁ~。)はずかしいけど証拠として公開です。

060103_修復1 060103_修復2 060103_修復3・起動

 組み立てるときに写真を撮ってみました。こんな感じです。左から順に戻っていきます。(右からみたら分解する順番ですね。)一番右端の写真は、バラック状態で起動テスト。ここで起動しなければ、もう一度分解して間違っていないかチェックしなければいけません。起動と、キーボードの反応、フロッピーの読み書きなどチェックします。もちろん記憶喪失を起こしていないか?確認します。

 手順がわかれば、そう難しくないようです。手順を見つけるまではそれなりの手間がかかりますけど。最後に恒例のお約束事項。この手の分解・修理行為はすべて自己責任でどうぞお楽しみください。

#直ったところでどうしよう。Win95が走るというより歩くなので。
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買ってしまいました

051226_買ってしまった

長年愛用してきた、プリンタを買い換えました。
買ったのは、CANONのピクサス、iP7500

元々使っていたのが、HPのDeskJet-880C。99年2月に買った物です。(今の家に引っ越した直後に購入。)7年近く、壊れることなくご機嫌さんで働いてくれました。

 カラーインクが切れたので、新品のカラーインクを買うつもりでお店へ行きました。しかし、1ヶ4300円に閉口してしまい、思い切ってプリンタを買うことにしました。会社の買い物でヨドバシカメラのポイントが溜まっていたので、それを使って25000円でお買いあげ。店の値段設定は高めだったけど、ポイント充当のおかげで世間では安い方の価格に。全部ポイント吐き出したのに、またキャンペーン対象商品らしく4500ポイントついてきました。
(10%→18%、大幅積み上げが)ラッキーです。

 持ち帰ったら早速インストール。印刷は早いし、文字もきれい。そんなことより、縁なし印刷が出来るのがありがたい。(えっ?今なら普通?)

#なんだか浦島太郎みたい。
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M6VLR設定メモ

M6VLR、台湾のBIOSTAR社が作ったマザーボード。このマザーは、余剰パーツで作った予備のPCで使用中。

 今でも新品が購入できる、Pentium3(Socket370)用の貴重なマザーボード。しかし、使ってみると画面が崩れハングアップしてしまい不安定で癖のある製品のようだ。

051211_ハングアップ前

 画面がこのようになると、OSが不安定となりそのうちにハングアップする。真ん中で真っ黒な四角(黒い豆腐?)みたいなのがマウスポインタ。窓もゆらゆらし分身の術を使っているようにも見える。(窓が分身したら困るぞ。)どう見てもおかしい画面である。

 ぐぐって調べる(googleで検索ですな)うちに、「内蔵VGAで表示している時に、メモリー周りの速度を上げると不安定になる。」と言う結論に達した。そこで、メモリー周りのBIOS設定を手直しして、様子を見ることにする。

051211_bios初期値 051211_bios修正

 これはBIOS設定の中にある「Advanced Chipset Features」のページ。左が初期値で右が修正後。修正個所は手書きで囲んでいるところ。特にDRAM Clockは、Host CLKにすると効果が大きい。初期値のBySPDではまともに動かないと思った方がいいようだ。あとBankInterleaveDsiableに。インターリーブも解除した方が安定するみたいだ。

 ここのBlog、一部のありがたい常連さんの他は、みんなぐぐった結果たどり着くケースが多いようです。ってことで、不安定なM6VLRで悩める極々少数の方のヒントになれば幸いです。(超マイナーと思われるが。)
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わらしべ長者?

とある所で、廃棄になるパソコンから余剰パーツを物々交換してきました。今回の収穫物は。
 Pentium3   1GHz  1個 
 SDRAM(PC133) 256MB 2枚 

こちらから身代わりに供出したパーツが。
 Celeron 600MHz

 早速収穫物を持ち帰り、お試し用PC兼Linuxマシンのアップグレードに再利用しました。で、収穫物を導入する前はこんな感じ。

0501715_p3-600

 CPUがPentium3 600MHz、メモリーが256MB(128MBが2枚)。これを、CPU Pentium3 1GHz、メモリーを512MBとアップグレードしたところ。チップセットは一昔前にブック型のローコストマシンではやったPLE133(VIA)。このチップセット、ビデオ内蔵と便利だけど、ビデオ周りにバグがあるらしい。ビデオコントローラーの速度はFSBと一致させ、速度を上げようと欲張っては行けない。

050715_p3-1G

 体感的には少し早くなった感じだけど、劇的な向上は見られず。CPUとメモリーはそれなりに向上したかな。FSBが100MHzから133MHzへ向上した分だけメモリーもスピードアップ。

結果に関わらず、このマシンが遅く感じる最大の原因は、ハードディスクが一応ATA100と謳っているものの異様に遅いところにありそう。回転数が5400rpmであるから、と言う理由だけでは説明が付かない遅さ。しかもシーク音がやかましい。(このblogが動いているサーバーのディスクもATA100で回転数は5400rpm。こちらは相応の速度で遅いとは思わない。)

 比較のため、メインで使っているマシンの結果です。

050715_main

 これはセレロン2.8GHzでメモリー512MB(DDRの2枚差し)。Dualメモリーなのでコストはかさみますが、シングルより速くなりそれなりに投資効果が見られるようです。ディスクはATA100。回転数が7200rpm、キャッシュが8MB乗っているタイプ。(S社)

 今更、Socket370・・・と言われるかもしれないが、PEN4をはじめ今のCPUはあまりにも消費電力が大きすぎる。ちょっとお試しのセカンドマシンや、常時通電して使う自宅サーバーの類にはSocket370は低消費電力で環境や家計に優しいはず。
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