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FMV-475NU/Sの修理

正月早々なにするねん!って感じですが、実家で捨てるに捨てられず後生大事においてあるめちゃ古い富士通のノートパソコンを修理しました。

060103_FMV475NU/S

CPUは懐かしの、486DX4-75。メモリーは標準で8MB。(一応拡張して24MB実装。)ハードディスクは、350MB。製造が1995年夏となっています。つまり、Windows95が発売される前の製品です。ってことで古さはばっちり折り紙付き

 故障内容は、カレンダー・BIOSの設定値が保持できない

平たくいえば、マシンの状態が覚えられない、記憶喪失であります。立ち上げると、カレンダーやCMOSの設定内容が消えている、という警告がでます。電源を入れるたびにカレンダーとCMOSの設定を行えば使えますが、そんな面倒なことはできません。故障原因も単純で、バックアップ電池が切れているだけですから、この際直してみることに。

 まず、解体です。手順は簡単に書くと。

1.バッテリー、ハードディスクの取り外し
2.裏面・背面のねじ5本をはずす。(隠れているのが3本)
3.ポインティングデバイスあたりから、上蓋をゆっくりはずす。
4.キーボードの取り外し。(ねじ2本とる)
5.液晶パネルの取り外し。(ねじ4本とる)←少し難しいかも
6.中のシールド板とポインティングデバイスの取り外し。
7.これで終わり。マザーボードが見えます。

 マザーボードをみたらすぐに電池は見えます。テスターで電圧をみたら見事に0V。天寿を全うしたようです。

060103_バックアップ電池 060103_電池交換後

 左が交換前。右が交換後。タブ付きがなかったので市販の3Vリチウム電池にリード線を半田付け。(コンビニで買った電池ですから)んで、ビニールテープでぐるぐる巻き。(汚いですなぁ~。)はずかしいけど証拠として公開です。

060103_修復1 060103_修復2 060103_修復3・起動

 組み立てるときに写真を撮ってみました。こんな感じです。左から順に戻っていきます。(右からみたら分解する順番ですね。)一番右端の写真は、バラック状態で起動テスト。ここで起動しなければ、もう一度分解して間違っていないかチェックしなければいけません。起動と、キーボードの反応、フロッピーの読み書きなどチェックします。もちろん記憶喪失を起こしていないか?確認します。

 手順がわかれば、そう難しくないようです。手順を見つけるまではそれなりの手間がかかりますけど。最後に恒例のお約束事項。この手の分解・修理行為はすべて自己責任でどうぞお楽しみください。

#直ったところでどうしよう。Win95が走るというより歩くなので。
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