伝送帯域削減の件


こちらとか、こちらで触れたリモート運用時の伝送帯域削減の件です。いろいろ試した結果、RemoteDeskTopの接続時に以下を修正するのが、一番効果的でした。
・カラー数。最高品質(32bit) → HightColor(15bit) へ削減。
・デスクトップ背景 → チェックを外し壁紙は伝送しない。
・SDRの画面では、ウォーターフォールの作画エリアを縮める。
この3点が効果的でした。RemoteDeskTopの接続画面にいろいろオプションがありますが、色数の削減と背景伝送のOFFが一番効果がありました。(残りはOFFにしても大勢に影響しない感じでした)
SDRのウォーターフォールのエリアを小さくするのも効果的です。画面の変化量を減らすことが、帯域削減に直結しています。
試しに、SDRをサーバモードにして手元側PCでSDR#を走らせて、zlogはリモートデスクトップで使用、と混在も試してみました。伝送帯域は1Mbps強に削減されますが、とにかく操作性が悪い、使える画角が狭くなるなど、イマイチだったので却下です。
表題のキャプチャー、左側が削減前、右側が削減後。左はARRLのコンペの時の様子、帯域の記録を忘れていましたが、10Mbps強消費したはずです。右が、この前の大都市コンテストの様子。5Mbps前後へ抑え込んでいます。
RemoteDeskTopを使わず、主たるアプリケーションはすべて手元で走らせる、シャック側はリグ制御、音声やSDRデータのIP伝送だけに特化できれば、伝送帯域は大きく減らせることができます。この点は、すでに可能な部分とまだ難しい部分が混ざっている感じなので、次の課題でしょう。