愛用アンプの修理

会社に入った頃に買った、ビクターのオーディオアンプ(AX-S313)。15年強使っていますが、近頃左チャンネルの音が歪みがち。ソースセレクトスイッチだったり各種ボリューム類の接触不良といったありきたりの不具合と思っていたけど、原因は違ったようです。
接触部品に接点復活材を投下しても状態は変わらず、基板の左チャンネル部分を押さえると音が歪んだり戻ったり。経年変化でハンダ不良になったようです。分解のしにくいアンプで、ハンダ面にたどり着くまで苦労しましたが、表題のように何とか裏面に到達できました。明らかにクラックとなった場所は見つかりませんでしたが、長年の熱収縮で怪しくなっているところが多々ありましたので電力増幅部のハンダ付けを全部やり直してみました。これで、音の歪む現象が収まったのでとりあえず直ったようです。
一点だけ自分用の備忘録。
・電源部の電解コン、ディスチャージするにはかなり長い時間放置が必要。
電解コンの端子にて±50V弱のチャージが残るため、放電確認してから基板を触った方がよい。(テスターでは内部抵抗値が高いため放電できず)うっかりそのまま触り、ハンダゴテの先が接触して短絡した瞬間、激しくスパークしたのでした。
#基板に軽くスパーク痕が付いてしまいました。