PICライターの製作(RCDタイプ)
7 Feb. 2005 LastUpdate 4 May 2005
マイクロチップ社が製造しているPIC(ワンチ
ップマイコン)のライターを作ってみました。ライターはPICにプログラムを書き込みツールです
が、高価な市販品を使わなくても1000円以内の予算で自作することもできます。しかも、デバイ
スは1ヶ数百円で入手でき、開発環境もメーカーがフリーで公開していますので、アマチュアで
もお金をかけずに十分遊べます。
今回製作したのは、FENG3さん(勝手にリン
クしてしまいました。スミマセン)が開発したRCDライタです。PICの自作ライターでは定
番の、JDMライタの変形版です。メジャーなJDMライタを作るつもりでしたが、最初に使
う予定のPICが12F675で、JDMタイプではうまく書き込めないことを知り、急遽RCD
タイプを製作しました。
RCDライタは、文字通り、R(抵抗)・C(コンデンサ)・D(ダイオード)のみで構成さ
れ、材料費は格安です。ICソケットをゼロプレッシャーにしなければ、500円以内で作ること
も可能です。回路図は、FENG3さんのWEBを
参照してください。手慣れた人なら簡単でしょう。
書き込みツールはic−progを使用しました。元々は英語版しかありませんが、日本語化す
るパッチがあります。
日本語化パッチを製作されたROCさんのWEB
にも各種情報がありますのでご参照を。
作ってみたのがこちら。動けばいいやって感じのアバウトな作りです。
配線を確認した後は、ライティングソフトを設定し、動作テストモードがあるときは動作を確
認してチェックを。(テストモード時に基板のLEDが点灯したら正解。)
問題発生!
Ic−progを使用してチップの読み書きをした後、ソフトを終了してもライターの動作表
示LEDが消えないことがありました。私の使っているマシンのみなのか?ソフトがそういうも
のなのか?判断が付かず・・・
テスターで追いかけると、DTR、RTSに電圧がかかったまま終了していました。電圧が
かかったままライタを抜き差しすることで壊してしまってはまずいので強制的に元に戻すアプリ
を作ってその場をしのぐことにしました。
単に、DTR・RTSを「L」に戻す操作をするだけです。ここ
(ソースコードつき)においておきます。
作り直してみた 2005.4.某日
前のままでも動いたのですが、その後、本家の回路図を見ると若干定数が変わっているようです。
また偶然にもゼロプレッシャーのソケットを破格値で購入したこともあり、新しい定数できれいに作
ってみました。(^_^)
やっぱりゼロプレッシャーの方が便利でした。PICの抜き差しが楽です。
基板むき出しでも良かったのですが、寂しいので余っているアルミシャーシの上に置いてみました。
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