WK3のシリアル版を組み立てる
この件の続きです。あまり難しくないのでサクッとできたはずだったのですが…然うは問屋が卸さない、といった展開になりました。
上記のように出来上がり、動作テスト。単体動作の時点で、あれれれ・・・? パドルのLEFT側が反応しない。なので短点が出ません。イモ半田でもやっちまったのか?とチェックしたが、それは無い感じ。回路図を見て、短点はPICのRA4だから・・とテスターで電圧変化を見る。パドルを押してもLOWに落ちない、パターンを見たらRA3/MCLRがLEFTにつながっている。確かに、こちらはLOWに落ちているからOK。なんでRA3とRA4が入れ替わっているんだ???
仕方がない、パターンカットして、RA3とRA4を入れ替えます。これで動作okとなりました。USBシリアル変換して、令和版ZLOGを立ち上げました。シリアルポートの電力では動かず。。電池を入れたら動きました。(この辺、もうちょっと見た方が良いかもしれません)
しかしまぁ、なんでIOピンの配置が違うんでしょう。ってことで、WK3シリアルkitのページをじっくりとみてきました。よく見ると、ICのバージョンが2つあります。元祖のR00と今年出たR01。以下に、回路図のPIC周りのスクリーンショットを並べます。
左側が古いほうの「R00」の回路図。右側が新しい「R01(2021)」の回路図。見事にRA3とRA4が入れ替わっています。リセットピン(MCLR)の動作で何か問題があって入れ替えたのでしょう。IOピン配置は赤丸を見るのが一番わかりやすいかと思います。
これで、察しの良い方なら、パターンカットの写真を見たら基板のリビジョンが「R00」と書かれているで、何が起こったのかはすぐに判ると思います。基板は「R00」なのに、マイコンには「R01」が書き込まれている、ということでした。
K1ELのサポートmailへ、パーツと基板のリビジョンが混ざっているものが届いた、こっちで基板修正した、と嫌みのmailを送っておきましたが、今のところ無反応です。hi
たかがキット、されどキットなのかな?、試された一品となりました(笑)
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