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電源ユニットの修理

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 先月の自宅サーバ更新中に壊れた電源ユニット(FSP200-60SAV BB)を修理しました。故障状態は、5Vスタンバイの電圧が4V前後へ低下し、PCが起動しない。蓋を開けたところ、軽く膨らんだ怪しい電解コンデンサを2個発見し、こちらにある記録とも状況が一致するので、試しに交換してみました。

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 片面基板だから部品自体の交換作業はさほど難しくない感じ。ただ、基板裏面へたどり着くまでがちょっと面倒で、側面にあるファン制御(と思われる)基板も外さないと取り換えできませんでした。

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 右が取り外した電解コンデンサで、左が交換用に調達した電解コンデンサ。修理のヒントにしたページにもある通り、330uF/10Vで低インピーダンス品かつ細長い外形、これらを満たすほどよき代替品が少ない。ポン橋では、千石電商にあった東信工業のUTWRZしか使えそうなものが見つけられませんでした。(これも外形が少し大きめ、定格電圧も高めの16V。一応低インピーダンスではあるが…)

 交換して、短絡などないことを確認して通電。まず、5Vスタンバイの電圧が規定値に復活、バラックでON信号を入れて電源起動をして無負荷状態で数種類あるすべての電圧を確認。電解コンデンサ 2個の不良、これらの交換だけで修理完了となりました。

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 気になったので、電解コンデンサを簡易チェックしてみました。左と真ん中が、取り外した不良電解コンデンサ。2ケともリーク電流が大きすぎて静電容量は測定不能、ESRも高すぎ、と完全な不良品でした。右端が、代替品にしたコンデンサの一つの測定結果。

 表題の写真は、無負荷での通電試験中の絵。テスターは5V端子の電圧を表示してます。記事を書きながら、無負荷運転を2時間ほど行いました。異常を感じなかったので、たぶん大丈夫でしょう。

#これで、サーバー機へ実装するだけです。

 最後に、毎度のお断り。自己修理はすべて自己の責任、これはお約束というより、掟でしょう。つきましては、この記事をもとに作業していかなる結果になっても私は一切関知いたしません。
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