7月の西表島ダイビングの後半から、
ダイブコンピュータ(
IQ-400)の電池交換のサインがちらほら出てました。なんとか、この前の9ダイブは持ちこたえましたが、戻ってきてからは、潜水モードで起動しない状態になったので変えることにしました。と言っても、3年ほど前にメーカーサポートが終了したため自分で作業するしかありません。なお、
前回から数えると4年半強、約120ダイブ、使っていました。(その前も4年強、約150ダイブ)
ググると、この機種の電池交換ネタは多数見つかります。(老舗は
こちらかと思われます。)裏板のねじ4本を抜くと、すぐに電池ケースが見えます。電装部分がモールドされているので、電池ケースの蓋さえ間違えなければ、水没しないありがたい構造になってます。
最大の問題は電池の調達かと思われます。使用しているのは、リチウム電池の1/2AA、3V。メーカー作業時は
VARTAのCR1/2AAを使用していた模様。(3V 950mAh)。大阪のポン橋では、
千石電商や
シリコンハスにこのサイズの電池がありました。
安かったので千石電商の
この電池を買ってはめてみました。
3.6V 1200mAhの電池なので、元々より長持ちするはず。なお、電池交換は手短に。さっさとしないと、プログラムが消えてしまい、単なるブレスレットになってしまいます(笑)。
#RAMにプログラムを書くとはねぇどうよ。。。まぁ古いから仕方ないか。
なんてこった。表示がおかしい。一応ログなど見ることはできるが、うっすら点灯する余分なセルがあり使いにく。古い電池をはめると元に戻るので、電圧高めなのが動作不良の原因となっているようです。
#ネットの噂では、3.6Vでも動くとなっていたが…私の個体はだめなようだ。
悔しいからもう一回電車に乗ってポン橋へ。千石電商でよく見ると、3Vの1/2AAを発見したので購入してリトライ。(買ったのは
こちら。3V 1000mAh)
手馴れてくるので3分ぐらいで作業完了。oリングは、デジカメのハウジングに使うシリコングリスを塗り込んでから復元します。なお、電池ケースの蓋は裏蓋で押さえる構造らしく、電池ケースの蓋を手で押しても完全には閉まらないこともあるようです。
3Vの電池にしたところ、元に戻りました。これで、水没テストで問題がなければしばらく使えそうです。
さて、最後に自分用のメモです。
○作業メモ
・電池ケースの蓋は単独では完全に閉まらない模様。裏蓋で押さえている模様。
・電池はやっぱり3.0Vのほうが無難。
・この機種の原型、スントのFAVORの取説は
こちら。IQ-400はスントのOEMらしい。
○電圧の件。勝手な推論。
・FAVORは3.0Vと3.6Vが混在し、ロットによって違う?
・FAVORの
英文取説の13ページを見たら、明らかに3.6V電池仕様なのだが。。
・上記マニュアルには、初期ロットは電源周りが違うことを示唆しているが?
・IQ-400の電圧表示はフルが3.0V以上、2.8Vを切ったら交換レベル(第2・3版の説明書から)
・IQ-400の第1版の取説の電圧計の記述が私には判らない。(たぶん変わらないと思うけど)
・私の持つ個体は明らかに3.0V仕様。(ICの刻印から、99年末から2000年前半の製造と推測?)
ということで、IQ-400は3.0V仕様であって、3.6Vで動くのは一部の個体や、特定のロットになるのではないかと想像します。
#3.6Vの電池は選択肢が多く、3.0Vの電池は少な目かと思われます。
さて最後に、このページはメーカーによる正規作業解説ではありません。あくまでも私的な作業記録にすぎません。
このページによっていかなる損害が発生しても、私は関知いたしませんし、責任も一切負いません。自己責任、という日本語が理解できない方は読むだけにしてください。
表題の写真。左が電池切れサインが出た状態の水面休息中。右が電池交換後の履歴表示。