とりあえず作ってみたブログ

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便利なようで不便なPitapa

060512_ぴたぱ

 京阪電車沿線に住むので、ekenetPitapaを持っております。改札をカードのタッチだけで通過できるのは、言うまでもなく便利で、一度使うと手放せなくなりました。そういったメリットはさておき、このPitapa、便利なようでめちゃくちゃ不便なのです。

その1。定期券など他の切符と併用できない

一番致命的な欠陥と思います。定期券区間から乗り越しても、Pitapaで精算できないのです。(乗り越し精算機に入れてもダメです。)JRのICOCAなら、言うまでもなく他の切符との併用や現金・Jスルーカードなどで精算もできます。定期券を持つ身としては、定期券と併用が出来ないのでメリットがありません。
 Pitapa的には、定期券との併用でなく、Pitapaへの一本化が狙いなのかもしれないけど・・・ウチの会社では、通勤に使う定期は、通勤費をもらって自分で買うのではなく、届け出た区間の6ヶ月定期を会社から貸与(支給ではないのだ)されています。なので、解約して精算する、と言うわけには行きません。(仮に解約しても以下の通り損になる)

その2.指定区間を安くするサービス、そんなに安くない。(京阪他)

 事前に登録した区間は、一定回数乗ると自動的に1ヶ月定期と同じ扱いになります。通勤・通学で毎日乗る場合、1ヶ月スパンでは定期と同額だけど、3ヶ月・6ヶ月と期間が延びると、Pitapaのが割高になり、明らかに定期券の方が得です。

具体例で、私が通勤で乗る、門真市-京橋間(普通運賃260円)で通勤定期代を挙げると。

1ヵ月  8,440円
3ヵ月 24,060円  (8、020円/月)
6ヵ月 45,580円  (7,597円/月。端数切り上げ)

Pitapaは1ヶ月区切りなので、半年乗っても毎月8,440円。半年経てば、定期券は5,060円も安くなるのです。この差は大きい。Pitapaだと金額面はさておき、ポイントで還元されると言うことになっていますが、個人的にはそんなクローズなところでしか使えない中途半端なポイントなら要らないです。だから安くして!

 大阪市交通局の地下鉄。月間1、000円以上利用すると段階的に割引があります。こちらの割引も微妙。いろいろな区間を乗るけど、運賃がみんな同じと言う場合は、明らかに回数券のが安くなるようです。まぁ、一応微妙だけど割引があるだけマシだし切符を買う手間を考えたら何とか許容範囲かも。

その3.クレジットカードとセットのことが多い

 これも難儀。純粋なPitapaだけという加入も出来ますが、不案内なので良く分からない。結局、京阪のカードがついてきたけど、あまり使わないかも。原則、いつもニコニコ現金払いが信条なので、クレジットカードがいっぱいあっても邪魔なだけです。

その4.ポストペイは本当に必要か?

プリペイドかポストペイか?これはどちらでもイイ。ただ、落としたりした紛失時の損害を考えると、プリペイドの方が精神的にはいいと思われます。それにクレジットカードと違って紛失時の保障内容はあまり良くないようだし。

 とまぁ、Pitapaは便利なようで実は使い勝手が悪く不便です。料金体系も悪いけど、一番ダメな点は定期券と併用できないことでしょう。せめて定期券との精算ぐらいは認めて欲しいものです。京阪のPitapaだけど、このままだと京阪電車で使うことが無いでしょう。
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