とりあえず作ってみたブログ

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蛍光灯タイプの電球はお得か?

050914_電球のはこ

先日、浴室の電球が切れてしまいました。近所のコンビニで買ったシリカ電球(普通の電球ですわ)を入れていたが、これを機に浴室も蛍光灯タイプの電球に置き換えてみました。(浴室なので、電球の種類によっては適さないかもしれませんけど)

 せっかくなので、ホンマに蛍光灯タイプの電球の方がコストが安いのか?独断と偏見に満ちた条件設定で見積もってみました。

【条件】
・シリカ電球で60W級の明るさを持つ電球で比較。
・電球の単価は、市販価格程度。やや高めの設定かもしれない。
・電気料金は、基本料金を無視。第一段階の15円86銭/kWhと設定。燃料費に伴う価格補正は除外。
・消費電力・寿命は一般的な数字を設定。(シリカ電球は10%省エネタイプを想定。)

簡単に比較すると。

      シリカ電球   蛍光灯タイプ電球
価格    150円    1000円
消費電力   54W      13W
寿命    1000時間  6000時間

 期待寿命から、1本の電球で寿命を全うするのにかかるお金は。
購入費+(消費電力×寿命×電気料金) となるので。

シリカ電球
 150+(54÷1000)×1000×15.86=1006円44銭

蛍光灯タイプ
 1000+(13÷1000)×6000×15.86=2237円8銭

(注:消費電力を1000で割るのは、W→kWへの単位変換)

ただし、蛍光灯タイプはシリカ電球に比べて6倍の寿命があります。蛍光灯タイプ電球1本を使い切るまでに、シリカ電球が6本必要となるので、シリカタイプのコストを修正すると。
1006円44銭×6=6038円64銭

最終的には。
シリカ電球    :6038円64銭
蛍光灯タイプ電球:2237円8銭


ということで、蛍光灯タイプの電球は、シリカ電球の半額以下のコストで使えることになるのです。交換する手間も含めるとさらに差が開く計算になるはずです。

 また、シリカ電球には長寿命タイプという物があります。といってもせいぜい寿命は2倍の2000時間。電球の値段は、少し割高程度です。これでも蛍光灯タイプの1/3の寿命しかなく、消費電力はシリカ電球と同じですから、交換の手間が少ないだけで、劇的にコストが減るものではないようです。

ただ、蛍光灯タイプ電球は調光機能付き器具では使えません。また、ON/OFFを頻繁に繰り返す場所、低温・高温の場所などでは、あまりメリットがないようです。万能品ではないことを留意しないといけません。

 ということで、値段は10倍ぐらい違いますが、総コストでみるとお得なようです。

*電気料金は、こちらの関西電力料金表から。従量電灯Bと言う契約がベース。普通の家庭はみんなこの契約のはずです。
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