何気なく本屋の新書コーナーで目にとまり買ってしまいました。
突破力!―仕事の「壁」は、こうして破れ 堀 紘一【著】
ISBN:4569648959 PHP研究所 (2006-05-08出版)
一会社員から一念発起して海外留学そして起業、今はコンサルタントを行っている著者の実体験を元にした新書。公私を問わず、いろいろな場で出会う困ったこと、それらを乗り越えていく力を著者は「突破力」と定義しています。本書は、雑誌の連載コラムへ寄せられた、投書へのQ&Aを整理して書き下ろした本です。
読み進めていけば、いくつかの基本的な姿勢が明確に記述されています。一つあげるならば、何か問題があるとき、周囲や環境に責任転嫁するのではなく、まず自分自身に問題はないのか?見つめてみるべきである・・・他にもいくつかありますが、ネタバレになるので割愛しときます。著書で出てくることは、個人的には当然の事ではないかという気がしなくもないのだけど。
ご託はさておき、Q&A形式なので、自分ならどうするだろう?と想像してみたり、実は過去に類似経験があることだったり・・・自分自身をはめ込んでいくと意外な楽しみがある著書でもあります。(想像と現実には大きなギャップがあることは忘れては行けない。だけど、想像してみることは決して損ではないと思う。)
さて、本書の対象は20~30代のサラリーマンとのこと。ただ、Q&Aの内容や回答を見ると、正直なところ30代になってこの本が目から鱗だ、と感じるようではちょっと厳しいと思います。(その理由は読めば分かります。)逆に、20代前半の悩める若手時代に読んでいれば、何かヒントを得ていたような気もします。
#最終的には、自分なりに突破力を身につけていくしかないのであり・・・