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沖縄県立博物館へ行ってみた

060329_沖縄県立博物館

29日の帰りの飛行機までに時間があったので、沖縄県立博物館、そして首里城と行ってみました。

 沖縄県立博物館ですが、移転計画があります。現在は首里城公園の近所ですが、今度は新都心のおもろ町へ引っ越しです。(おもろ町といえば、日本国内唯一の免税店かも)で、よく見たら、現博物館での展示は今月いっぱい、と言うことは見ることが出来るのも今月限り。閉館前の特別措置なのか?入館料は無料。

 博物館なので、内部の写真はありません。(もちろん撮影禁止なのだ。)で、忘れないうちに辛口だけど雑感を。

・民俗文化を知るための資料や美術品はかなりある。
・沖縄でしか見られないと思う物も多数ある感じ。
・建物が狭くつぎはぎだから分かりづらい。(手狭だから移転するんだけど)
・展示がカテゴリー別になっているので見やすい。(歴史・民俗・動植物・資料)反面、分野間の関連性がつかめないのでバラバラにも感じる。(歴史・民俗・資料は一体感があっても良いはず)
・特に歴史は期待はずれだった。(民俗学的には面白そう?)

 ちょっと、厳しめの評価なのは、歴史に期待を寄せていたのが最大の理由でしょうか。なんで、歴史が期待はずれだったのかは。

・歴史上の転換期の解説は丁寧にされている。でもその前後や中国や日本本土の歴史との関連性が説明されていない。
・全体像を時系列で見る年表類が見られない。故に全体像が見えない。日本史・中国史との対比も不足。
・沖縄戦から米国統治時代、そして本土復帰まで。ここは是非知りたいのだけど、内容が薄い。(他の資料館に譲っているの?)
・原人の部分は濃いかった。でも琉球王朝の歴史も薄い感じが。
・琉球王朝なら首里城の展示のがいい内容かもしれない。

一応全部見たけど、小一時間で終了。今月いっぱいを持ってしばらく休館らしいです。新都心での新博物館、どんなかんじになるのだろうか?個人的には歴史をしっかりと解説してきれいに展示して欲しいと思うのですが。沖縄固有の歴史を、本土で知ることは難しいので、次に期待したいところです。
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