とりあえず作ってみたブログ

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再び、OPアンプによるフィルター試作

今日は、HAMネタ。

おととし秋に試作していた、OP-AMPによるCWフィルターの記事の件。ディスク損傷トラブルで、記事は消えましたけど画像類が残っていたので記憶をたどってみました。

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130205_基板

 オプションフィルターを積んでいない、IC-731への外付け用として試作。ヒントは、こちらこちらのページでした。リンク先のような探求的なことはさておき、趣向に合わせた条件で手っ取り早く動くものを作りたいけど、自力では定数計算できず・・半ばあきらめ気味でしたが、こちらのページのフォーム上でカットアンドトライできることがわかり試作してみたのでした。実にありがたいページでした。

130205_検討

 これが試作の試作、第一案の図面です。ブレッドボード上でくみ上げ、試してみました。ところが上記の図面では、計算値ほどの特性は得られず。山の低いフィルターという感じ。

130205_手直し

 結論から言うと、電源のインピーダンス問題。特に両電源デバイスを単電源で使用したときは、中央電圧の生成が重要みたいです。明らかにフィルターの山の様子が変わります。その修正が上の絵。これまたカットアンドトライの結果、この値になりました。今となっては、抵抗分圧ではなく、3端子レギュレーターを使うなどしっかりとした安定化回路を採ったほうが良いような気がします。

130205_実戦用試作機

 試作の試作の結果を反映して、試作したのが上記の回路です。これまた記録が消滅してしまいましたが、2011年の全市全郡コンテストにX35Mに自宅マンションから参戦。この試作フィルターでコンテストを乗り切りました。(日曜朝までの運用でしたがエリア1位の賞状をいただきました)

 ただ、ヘッドホンアンプの部分を深く考えず、LM386で作ってしまったのは微妙でした。アンプのドライブレベルなど修正してみましたが、歪感が強めです。ここもちゃんとOPアンプなどで組んだほうが特性がよいような気がします。
 それから、回り込み対策も必要です。特に、入力端子からの回り込みに弱い感じです。入力周りの回路の修正も必要かも。最後にコンテストでの使用だったので、NARROW2のポジションはイマイチでした。切れすぎてRUNするのに向きませんでした。

 最後に一番上の写真は、試作品の基板の様子。フィルター部だけくみ上げて動作確認をしているところだったと思います。
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